前回からの続きです。
本当の闘いは、病院を出た後からだった
意識が朦朧とするなか、看護師さんたちに上半身をバッってされて、腕に何かぶっ刺されて(点滴)、脈とか測りながら
先生「うーん、オカシイなあ…」
先生「下がらないなあ。」
僕「先生、苦しい。息が苦しいんです。」
先生「もう一本やっとこうか」
ほとんど無意識的に呟いていたのでうろ覚えですが、こんな会話をしていたと思います。
そして、なかなか容体の変わらない僕の直ぐ横で、なにか電気がチャージされてます的な音「…キュイーン…」が、一瞬聞こえて「えっ、僕ってもうそのレベルなんですか?」という気持ちになりました。(この時点では、苦しさを通り越して、命を半分諦めてるのでもう恐怖はそこまでない。)
命をあきらめたからか、薬が効いたからからかは分かりませんが、だんだんと呼吸が整ってきて、電気ショックを使う事なく、違う場所に移されました。
呼吸は整ったものの、しばらくは苦しいので、昼くらいまで横になっていました。
なんとか歩けるくらいに回復して、「もう大丈夫です」と看護師に言うと、問診しますという事になり診察室に通されました。
先生に、この1年で浴びるように酒を飲んでいた事、馬鹿みたいに食べまくっていた事、そのせいで体重が20kg増えて肉割れが出来た事、そんななかでも運動を全くしなかった事、仕事が忙しい時でもそのような生活を改めなかった事、洗いざらい話をすると、「そりゃあ倒れますよね」という感じで、来週血液検査をしましょう。という事になりました。
病院から出て、会社に連絡をしてその日は休む事に。
次の日
まず、異変と共に目が覚めます。
- お腹がパンパンに張っている。
- 頭がガンガンしてめまいがする。
- 頭部にものすごい熱が感じられる。
- 頸肩の凝り
- 下痢
倒れる直前の症状が改善されるどころか激しくなっていました。
不安を抱えながら、出勤するも途中で呼吸ひっ迫、そのまま病院に直行です。
昨日と同じ点滴を腕にされ、薬をもらい、そのまま欠勤。
そして、そのような生活が2か月、半年、1年と続きました。
※下痢は半年間、毎日でした。(食事中の方ごめんなさい)
思い返すと20kgも太ったんだから当然の報いです。
毎日、ウォーキングや食事制限(つーか食えない)を行い、仕事は出来るだけ体調を優先させ仕事はとにかく先送りにしてもらいました。
そういう生活を続けていたので、体重は直ぐに10kg落としました。
3年経った今でも、万全とは言えない状態です。
仕事は何とかこなしている状態ですが、
僕の中でひとつの疑問が生まれ、そしてそれは今の活動の原動力へと変わりました。
あの時、死んでたら僕は人生を後悔しなかっただろうか。
社会に出てからの10年を振り返ってみた時、答えはすでに出ていました。
来年、僕は会社という枠組みを一旦離れようと心に決めました。
例え戻ってくることになろうとも、一度完全に好きなように生きてみようと。
いろんな本や人、技術や知識に出会い、僕は次のステップに気持ちが移行しています。
気持ちがそこに無い時ほど物事の進みが悪い時はありません。
これから、僕はいろんな事に挑戦してみようと思っています。
思いついているだけで下記のものがあります
- WEBサービス
- アプリ制作(プログラミング)
- 楽器演奏
- 音楽制作
- 絵画
- 漫画制作
- ゲーム制作
活動の発信の場としてブログやSNS、YouTubeなども活用したいと思っています。
どんなに素人くさくても、しょうもなくても、ばかげていても、自分の人生を今日死んでも後悔しないと言い切れる時間で埋め尽くしたい。
まだ、スタートラインで構えているだけの僕ですが、僕にとってこの「瀕死イベント」は大きな意味を持つことになると思っています。